成長ホルモン治療法とは?

成長ホルモン治療法とは?

成長ホルモン治療法とは?

同じ学年の子たちと比べて、自分の子供の身長がなんだか低い気がする…何か成長に異常があるのではと心配になってしまいますよね。同じ年齢でも、4月生まれと3月生まれの間には1年近くの差があるので、お子様の身長が平均身長に達していなかったとしてもすぐに心配する必要はありません。しかし、平均身長から大きく逸脱する、いわゆる低身長の場合には何らかの病気の可能性もあります。お子様の身長が、成長曲線の5本の線のうち一番下の線よりも下の場合には低身長と判断されます。その場合は、一度病院で検査を受けるのがいいでしょう。

 

低身長の原因の一つに、成長ホルモンの分泌不全があります。この場合は、成長ホルモン療法を受けることになります。成長ホルモンは内服で取り入れても効果がないため、注射によって体内に投与する必要があります。投与量は体重1kgあたり、一週間に05単位となります。以前までは週に2〜4回、病院で筋肉注射を受ける必要がありましたが、最近では通院せず自宅での注射が厚生労働省から認められたため、在宅で毎日皮下注射をすることが可能になりました。通常、成長ホルモンの分泌が最も盛んになるのが睡眠の始め頃なので、注射のタイミングもそれにあわせて毎晩睡眠前に行い、睡眠中に成長ホルモンが増えるようにするのが自然です。1週間の投与量が同じ場合、1週間に2〜4回注射するよりも、少量に分けて毎晩行う方が身長を伸ばす効果が高かったという結果が出ています。

 

在宅での自己注射というと、失敗してしまったら、と少し不安に感じる方もいるかもしれませんが、最近ではなるべく簡単に、安全に、そして正確に注射できるようさまざまな器具が開発されているため、たとえそれまで注射を打った経験のない方でも楽に注射ができるようになっています。

 

成長ホルモン治療を開始すると、最初の1年間で平均8cmほどの身長が伸びます。その後2年ほどたつと徐々に伸びは減っていきますが、治療を続けることで少しずつ成長曲線の範囲内の身長に近づくことができます。成長がゆるやかになったとしても焦らず、根気よく治療を続けることが大切です。


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