低身長症とその治療法

低身長症とその治療法

低身長症とその治療法

子供の身長の成長には個人差があります。そのため、同級生と比べてお子様の身長が少し低くても特別心配する必要はありません。しかし、同年齢の平均身長と比較し著しく低かったり、1年間で実際に伸びた身長が著しく低い場合には低身長症である可能性があります。

 

低身長症の基準、一つは平均身長の分布を示したSD値が、-2SDを下回る場合です。そしてもう一つは平均的な身長の伸び率のSD値が-1.5SDを下回る状態が2年以上続く場合です。通常、小学校低学年では男女ともに1年間で5〜6cmの伸び率があります。-1.5SDとは、この伸び率が4cmを下回る状態です。

 

平均身長および平均的な身長の伸び率のうち、両方もしくはどちらか片方が基準を下回る場合に、低身長だと判断されます。

 

低身長は、原因によっては病院で治療が可能です。治療法は原因となる病気の種類によって異なります。

 

最も代表的な低身長症の原因が成長ホルモンの分泌異常です。この場合は、注射により足りていない成長ホルモンを投与することによって補う成長ホルモン治療が行われます。成長ホルモン治療はできるだけ早い段階から治療をはじめ、思春期が終わって成長が止まるまで続けることが効果的であるといわれています。

 

慢性甲状腺炎によって甲状腺が破壊される「原発性甲状腺機能低下症」や先天的な「クレチン症」などがある「甲状腺機能低下症」の場合には、甲状腺ホルモンの投与などが行われます。

 

軟骨の成長に異常を来す「軟骨無形成症」や「軟骨低形成症」の場合には、整形外科で骨の延長手術を行う場合があります。

 

また、低身長症の原因となっている病気そのものを治療して低身長を改善させる場合もあります。例えば、女性ホルモンが分泌されなくなるターナー症候群の場合には、女性ホルモンの投与が行われます。

 

低身長症の治療は思春期が終わり、成長が止まってからでは効果がありません。こまめにお子様の身長と平均的な成長の基準とを比較し、早期に異常を発見してあげられるようにしましょう。


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