国家資格と民間資格の違いについて

国家資格は法律で規定されているもので取得した人には技術や知識が一定の水準以上あると国が認定するものです。内容的には人の生命を預かる医療や建設や土木などインフラに関わる内容が多いです。

資格を取得した人だけ行う事ができる業務独占と取得した人だけが名乗れる名称独占の2種類に分かれています。業務独占には医師や建築士があって、取得した人しか業務に就けないので労働市場で大きな価値があります。

名称独占には保育士や社会福祉士があって名称独占の場合は取得していないと業務を行えない訳ではありません。しかし取得しないと業務は行えても名乗る事はできません。取得していないにも関わらずその名称を名乗る事は例え実務経験があったとしても法律で禁止されている行為です。

この二つ以外については全て民間資格になって、民間団体などが独自の基準で試験を実施していてそれに合格すれば取得できます。法律で制定されているものではありませんが、種類によって
は業界や職種で高い有効性があるものも多いです。そのため特に有効性の高いものを取得すれば労働市場で高い需要があります。試験に合格する難易度は非常に高いものから比較的簡単に取得できるものまで様々です。