保育に必要な保育士資格を取得する方法

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「保育士」は、子どもが好きな方、特に女性ならば、子どもの頃、一度は憧れたことがある職業です。保育園では、まだ本格的な勉強をしません。遊んでいる時間が長いです。通い始めこそ両親と離れることが寂しく、泣いていた方も、今では楽しい思い出のほうが記憶に残っているのではないでしょうか?保育園で働いている保育士の先生も、みんな優しかったですよね。

このように、良い思い出としての記憶が多いのが、保育園に通っていた時期です。そのためか、子どもと接する職業に就きたいと考えた時、ほとんどの方は保育士を目指す傾向にあります。

保育士を目指す方は、進学先を決める段階になると、ひとつの資格を取得する必要があることが分かります。国家資格である「保育士資格」です。国家資格と聞くと、取得試験の難易度が高く合格率が低いイメージがあるので、もしかしたらこの時点で保育士になることを諦めてしまった方もいるかもしれません。

実際、保育士試験の合格率は低いと言われています。保育士試験は筆記試験の合格者のみ実技試験が受けられるのですが、まず筆記試験の時点で合格率が30%程度です。筆記試験の合格率が低い理由としては、試験科目が多い上に試験範囲が広く、難易度に関わらず合格点が60点と決められていることが挙げられます。その後の実技試験の合格率は80~90%と高いですが、それでも、筆記試験も併せた総合合格率は約20%です

このように合格率が低い傾向のある保育士試験ですが、保育士資格を取得する方法には試験に合格する以外に、大学や専門学校で指定された科目を履修して卒業する方法もあります。4年制大学ではなく、短期大学でも保育士資格取得に必要な科目を履修することができ、卒業と同時に資格も取得できます。時間や金銭面に余裕がある方は、保育関係の講義が受けられ、指定科目を履修できる大学・専門学校に通うほうが資格を取得しやすいでしょう。また、保育に関する専門的な講義を受けられ、実習などで経験を積むことができるのも、学校に通うことのメリットでしょう。

しかし、社会に出ている方の中には、学校に通うほどの余裕がない方のほうが多いのではないかと思います。そんな時は、努力して資格試験の勉強をし、合格を勝ち取るしかありません。ただし、保育士試験を受けるためには、大学・短大を卒業しているか、2年以上の専門学校の専門課程を卒業していなければならず、それ以外の方は児童福祉施設で児童に関わる業務に一定時間以上従事した経験が必要です。

現在、保育士試験の筆記試験は4月と10月に、実技試験は7月と12月に開催されています。受験資格を満たしている方は試験勉強に打ち込んで、合格を勝ち取ってください。

晴れて保育士資格を取得したら、今度は就業先を探さなければなりません。保育士不足と言われている昨今、保育士自体は多く求められています。とは言え、就業する側としては、「働ければどこでも良い」とは言えませんよね。少しでも納得のいく条件や環境の良い職場で仕事ができるように、複数の求人を比較して就業先を探しましょう。

ネット上に求人媒体は数多くありますが、保育士・幼稚園教諭の求人に特化したホームページがおすすめです。公立・私立認可保育園のほか、準認可保育園・こども園・託児所・学童保育など、保育園以外の保育施設で募集されている保育士求人が掲載されているメディアであれば、ほかのホームページよりも幅広く、数多くの求人情報を得ることができます。これから保育士の求人を探す方は、ぜひご活用ください。