[大学学科紹介]地球科学科で学べること

地球科学科とは理系学部で、一言でいえば地球について学ぶ学部です。大学によって内容は異なっており、理学部か工学部(または工学系学)がほとんどで、取り扱われる学問分野は大きく分けて3つあります。

一つ目は太陽系の惑星としての地球について学ぶもので、地球惑星科学科や地球惑星物理学科という名称を用いている大学があり、天文学に近い領域となります。二つ目は地質学を中心に学ぶもので、かつて地質学、鉱物学、岩石学、古生物学系の学部を設置していた大学がこれに該当します。地質学が中心に扱われる場合には、野外において岩石サンプルを採取したり、地形を調査したり、化石を発掘して調べることなどが実習、研究で行われます。三つ目は地球環境を問対象として学ぶもので、自然システムや環境科学等の名称が用いられている場合があり、気象学や物質の循環、地球の環境破壊についてを中心に学びます。研究活動内容としては、野外でのサンプル採取などに加え、気象についての調査のために電子計算機を用いたシミュレーション(計算機実験)が行われます。計算機実験を行う際に自作プログラムが用いられることがあり、そのためにC言語などのプログラミング言語の習得が必要になります。