[大学学科紹介]都市工学科で学べること

引っ越しをしたり将来家を建てたりする際、何を基準にして住むところを決めますか?
スーパーやデパートなどの商業施設が近くにあるか、電車・地下鉄などの交通網はどのようになっているのか、車がないと不便な場所なのか、車があれば問題なく暮らしていける場所なのか、小さな子供がいるならば小中学校は近くにあるのか、近くに荒れ果てた危険な場所はないのか等、自分たちが快適にかつ安全に暮らせることを重点的に考えると思います。

都市工学科ではこのような都市構造を構築するための学び・研究を行います。
交通全般の問題に取り組む交通工学(同じ理系学部では土木工学科でも学ぶことができます)や、生活に大きくかかわる道路・公園の運営や都市開発について設計する都市計画や、社会基盤施設の計画を立てることや地球環境・大気環境の問題など広く取り扱う環境都市工学などを学び・研究します。

例えば、周りに施設等がないのに電車の駅やバス停をつくることはまずありません。逆に人口が多いからといってたくさんの駅や道路をつくってしまうと、今度は騒音問題や排気ガスの問題などが出てきます。住宅地なのに公園すらないと、子どもが元気に遊ぶこともできなくなるかもしれません。同学科では、このような住環境に大きく関わってくることを学ぶ、とても身近な学問と言えるかもしれません。